兵庫県立いえしま自然体験センタープログラム紹介

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島の植物観察会
葉脈標本でしおりづくり
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     学校及び団体利用向けプログラム
プログラム名: 葉脈標本でしおりづくり
目的、ねらい: 植物のつくりの美しさにふれ、植物への理解を深める
対象(複数可):  幼児/小学生/環境体験/自然学校/中学校/限定なし

対応可能人数 数名〜40名 雨天時 可

所用時間 約30〜90分 時間帯 日中 

一人あたりの費用 約 100円

プログラム詳細
 1、葉(ツバキやヒラギモクセイ)を水1ℓに炭酸ナトリュウム 50g〜100g溶かした液に     入れ煮る。30分ぐらい
 2、葉を水洗いし(十分に浸す)、歯ブラシで葉肉をおとす。
 3、葉脈をアイロンで乾燥する。
 4、名前や期日などを記入した台紙に乾いた葉脈を置き、ラミネートする。

(1の手順を省くと約30分でできる。製作中に葉脈を顕微鏡で観察すると興味も大きくなる。)

 使用施設 炊飯場 (環境学習センタ実験研究室 )
 使用備品 センターの備品 学校・団体側が持参する備品
携帯コンロ、大型ビーカー、バット
     ラミネート用紙(70×100cm)
     ラミネーター、アイロン、布
     台紙、アイロン台 歯ブラシ(使い古し)各自1本
7月〜8月の植物観察 分布図(左) @トラノハナヒゲ(中) Aクサスギカズラ(右)
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@トラノハナヒゲ   カヤツリグサ科
兵庫県RDB Bランク種です。日本では本州中部以西から四国、九州、南西諸島の沿海地の日当たり良い湿地の周辺部、湿った草地などに生育する多年草本です。西島では3ヶ所確認しています。大阪府は野生絶滅とのことです。

A クサスギカズラ         クサスギカズラ科  
 新しい分類体系ではクサスギカズラ科になっています。海岸の崖地などに見られますが、西島では野外活動地区や江の浦の海岸近くで見られます。
薬草のひとつとして用いられています。学名の属名はアスパラガスでこの仲間です。

7月〜8月の植物観察 Bオオヒキヨモギ Cオカヒジキ Dカンコノキ
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B オオヒキヨモギ    ゴマノハグサ科
本種は稀産種とされて、環境省レッドデータブックでは絶滅危惧II類(VU)に指定されています。西島には2ヶ所確認しています。一年草の半寄生植物であるため、たとえ移植したとしても全く育ちません。8月〜9月に黄色い花を咲かせます。 

C オカヒジキ    ヒユ科
日当たりの良い海岸の砂浜や砂礫地、塩生地等に普通に生育しています一年草で、生育のよい株は1mをこすほどの塊が見られます。若い葉や茎を茹でて食べますので栽培もされています。 海岸に自生しているものは、生で齧ると塩気が効いてキャベツの浅漬けのような味がします。 

D カンコノキ    トウダイグサ科  
兵庫県下では珍しい木です。ここでは中央地区には成木が、江の浦地区への道路沿いでは若木が多く見られます。近畿地方から西の海に近い丘陵地に生える落葉低木です。 
葉形は変化に富んでいますが、若い木や下部の枝の葉は、横幅が先のほうが最も広い特徴的な形をしていています葉で覚えやすいです。  
7月〜8月の植物観察 分布図(左) トキワススキ(中) ハマユウ(右) 
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@ トキワススキ     イネ科
センターでは国旗掲揚台の横に大きな塊で生育しています。高さは2mを優に超えて、7月頃には出穂します、冬でも枯れないことから常磐ススキまた、寒ススキの名前があります。

A ハマユウ(ハマオモト)   ヒガンバナ科
黒潮の影響を受けて南方から侵入する生物の典型的な分布域を示していると考えられ、その分布北限は年平均気温15℃の等温線と一致しています。分布境界線をハマオモト線と呼んでいます。西島には炊飯場の海岸近くにありますが植栽です。

Bハマゴウ(左)  Cハマボウ(中)  Dハマナタマメ(右)
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Bハマゴウ       クマツヅラ科
海岸の強風に適応し幹は砂の中を這い、ところどころから枝を出しています。ここでは野外活動地区に大群落を形成しています。
花は7月末〜10月頃まで咲き、芳香のある青紫色で、果実は鎮痛、鎮静消炎作用があります。

C ハマボウ      アオイ科
兵庫県絶滅危惧種Aランクに指定されています。
ここでは桟橋に3本生育しています。7月から8月にかけ、オクラやケナフに似た黄色の美しい花を咲かせますが1日花です。これを育てて増やす試みをしています。

D ハマナタマメ    マメ科
暖地の海岸に生えるつる性の多年草で、実がその名前のように大きいです。
葉の形や大きさ、つる性からクズとそっくりですが、葉の色が明るい緑色で見慣れると遠目にもわかります。花は淡紅紫色で大きく美しいです。種子を採取し増やす試みをしています。

6月の植物観察その2 分布図(左) @ハマナデシコ(中) Aハマボッス(右)
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@ ハマナデシコ    ナデシコ科
 海岸やその付近に生えますが、ここでは野外活動地区の海岸に多く見られる越年草です。花は6月頃から咲き始め、紫紅色の美しい花を秋まで次々と咲かせて花期は長いですが、咲き始めのころが美しい。

A ハマボッス        サクラソウ科
潮風によく耐え、海岸の岩上や砂浜に生える越年草で、センターのどの海岸にも生育していますが個体数は多くありません。初夏(5月末ごろ)に白色花を上向きに密生し美しいです。

Bモッコク(左) Cクマツヅラ(中) Dヒトモトススキ(右)
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B モッコク         モッコク科
APG分類ではモッコク科になっています。樹形がいいので庭木の王様といわれて、根元にセンリョウやマンリョウを寄せ植えして「千両万両持ち込む」と読ませたりします。

C クマツヅラ       クマツヅラ科
本州以南に広く分布し、野原や道端に生える多年草です。普通の植物ですが見かける機会が少なくなりました、センターでは芝生広場や江の浦地区などで見かけられます。
日本では古くからバベンソウ(馬鞭草)という生薬として、通経・黄疸や下痢の薬として利用されてきました。

D ヒトモトススキ    カヤツリグサ科
海岸では海浜植物などの後方、淡水がわいているような場所に生えます。
西島ではセンターの池の縁に群落を作り、他は湿っぽいところに点在しています。大型の植物で葉は強靭で小刺があって、強くざらつくので別名のシシギリガヤはイノシシすら切るという意味といわれています

6月植物観察 その1  分布図(左) ハマウド  フサスゲ
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@ ハマウド  セリ科
海岸に生育している大型の多年草です。高さ1〜2mあります。浜の風景に欠かせない植物です。
ここでは野外活動地区の海岸でのみ見られます。

A フサスゲ  カヤツリグサ科
中国地方から西の地方の海岸近くの草地や林の縁に生育している、大型のスゲの仲間です。5月末から6月の初めごろ開花します。
兵庫県に生育しているのは国内北限の個体群で、Bランクに指定されています。ここでは、野外活動地区の海岸近くの道路際に生育しています
Bヤマモモ(左)  Cオカトラノオ(中)  Dクチナシ(右)
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B ヤマモモ  ヤマモモ科
 3月になりますとヤマモモの雄花が穂状に伸びてきて4月に入りますと花粉が飛びます、その頃やっと尾状の雌花に赤いめしべの柱頭が見られ、6月の梅雨のころ果実になります。西島では普通種で雌の木も多く、果実は比較的に大きく美味しいのが多いです。

C オカトラノオ    サクラソウ科
 日当たりのよい山すその草原などで群生している様子が普通に見られる野草です。6月になりますと西島のあちこちで尾状の美しい白い花が目立ちます。この花序の形を虎の尾に見立て和名がついたといわれています。

D クチナシ   アカネ科
 暖地に生育する低木ですが、花は白く強い芳香性があるので良く植栽されています。しかし自生地は非常に少ないです。ここでは野外活動地区への道路沿いに多く自生していますが、島全体で観察されます。

ササユリ開花(5月20日頃) 
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ササユリは近年減少が心配されていますが。ササ原を伐採したらササユリが増えたと聞きます。開花まで5年ぐらいかかると言われています。この期間は地表面にある程度の光が当たっている場所に生育しますから、昔のように薪や牛馬の餌に刈り取りされていたのがササユリにはいい環境だったのではと思われます。イノシシによる食害も大きいですが、生活形態の変化による森林利用の減少がササユリの減少になっているように思われます。
西島では中央地区のロッジ周辺に群生していています。自然な状態での生育環境の改善に取り組んでササユリの保護育成に努めています。
5月の植物観察その1 分布図 @コウボウムギ Aソクシンラン Bトウカイコモウセンゴケ
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@コウボウムギ  カヤツリグサ科
分解した繊維で筆を作ったり、果実が食用にされた例もあるそうです。名前の由来は、弘法麦で、筆を作るのに使われた事から「筆ならば弘法大師様だ」というようなことのようです。中央地区の砂浜にたくさん生育しています。

Aソクシンラン   ユリ科
APG分類ではキンコウ科とされています。関東から西の暖地に生育しますがセンターではA、Bロッジの通路際の草地や江の浦地区の道路際にたくさん見られます。穂状の花茎を1本まっすぐ伸ばし、よく観察すると茎にも花にも腺毛が多くかわいいらしい。

Bトウカイコモウセンゴケ Cハマヒルガオ Dイシモチソウ
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Bトウカイコモウセンゴケ  モウセンゴケ科
湿地性の植物です。西島では水が浸み出てくるような崖地に生育しています。県下ではこのような環境は減少していますので生育数も減って来ています。食虫植物ですが桜の花の小型版のような愛らしい花が見られます。

Cハマヒルガオ  ヒルガオ科
この仲間はつる植物がほとんどですが、ハマヒルガオは砂の上をはい、ときには茎は埋もれて葉だけが出ているのが特徴です。ここではどこの砂浜でもみられますが、野外活動地区の砂浜で大きな群落がみられます。生育地は海水のかからない砂浜です。

Dイシモチソウ
兵庫県絶滅危惧種 C ランクに指定されていますが、西島では数か所で群落がみれます。個体数が多く県下では指折りの生育地ではないかと思います。白色の5弁でかわいいらしい花を5月頃から咲き始めます。10時頃開花し、午後早くには閉じる食虫植物の多年草です。
4月の植物観察その2  分布図 @マルバアオダモ   Aハマダイコン
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@マルバアオダモ  モクセイ科
 サクラの花が咲き始める頃、白い房状の花を見ることができます。やせ地や乾燥にも強いようで。西島にはたくさん生育しています。材は軽くて粘り強いので野球のバットに使われるそうですが、あまりバットになるような大きいのは見られません。
冬芽は特徴のある形で、それだけで同定できます.

Aハマダイコン     アブラナ科
ハマダイコンは菜の花が咲く頃に咲きだします。秋に発芽し翌春に開花します。西島には創作活動地区の江の浦海岸と野外活動地区の立舞の海岸に群生しています。早いのは3月中旬には咲き始めて4月末に見ごろを迎えます。若葉、花、つぼみ、果実などを採取して食用にできます。

4月の植物観察その2 Bノグサ Cハマエンドウ  Dヒメハギ
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Bノグサ     カヤツリグサ科
 兵庫県絶滅危惧種Cランクに指定されています。湿原としてはやや乾燥した日当たりの良い裸地(撹乱地)によく生育しています。初夏に濃紫色の花を咲かせます。同定のポイントは、抜いてみると茎が鮮やかな赤紫色を帯びた部分があることです。花茎の一部も同様な色を帯びます。

Cハマエンドウ     マメ科
 四月の中旬頃、浜辺に真っ先に紫色の絨毯が見られます。スイートピーの花の大きさで美しいです。緑の少ない冬期に成長し花後には枯れてしまします。
日本全国の海浜に生育する多年生の草本で、ごく普通に各地で見られたこの植物も本土側では少なくなってきています。ここでは野外活動地区の浜辺に多く生育しています。


Dヒメハギ     ヒメハギ科
 まだ枯れ葉が目立つ早春に道端に可憐な紫色の花が目につきます。日当たりの良い今にも踏みつけられそうな場所や草地に花の後も地面に這うように生育している多年草です。常緑ですが植物体が小さいので花が咲かない時期は見落としてしまいそうです。
花は、とても繊細な作りで特徴があり目立ちます。 

4月の植物観察その1 分布図(左)@シハイスミレ(中)Aナガバノタチツボスミレ(右)
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@シハイスミレ       スミレ科
 西島ではナガバノタチツボスミレより早く咲き、紅紫色をしていて葉の表は照りが有るので他のスミレとは区別しやすいです。葉の裏が紫色を帯びるのでこの名前が有りますが帯びない個体も多いです。

Aナガバノタチツボスミレ  スミレ科
 3月の中頃になりますと林の縁や道沿いにちらほらと咲き、春本番の近いことを感じさせます。花期は長く4月下旬まで、明るい裸地や林の縁、ロッジの通路周辺などで多く観察できます。
4月の植物観察その1 Bコバノミツバツツジ(左)Cオオシマザクラ(中)Dザイフリボク(右)
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Bコバノミツバツツジ   ツツジ科
播磨地方では4月の中旬に一斉に開花しますが、西島ではお彼岸のころには点々と咲き始めて4月下旬まで見られます。花の色も淡紫〜濃紫と変化に富んでいます。

Cオオシマザクラ     バラ科
 管理棟の前のオオシマザクラが開花しますと、春本番を実感します。緑色の葉と白く大きい花が同時に展開します。満開の時に管理棟の前に立ちますと、クマリンのいい香りがしてきます。葉は桜餅に使用されています。


Dザイフリボク      バラ科
 花弁は白色で細長く、采配の様であるとの意味から、采振り木の名前が付きました。シデザクラという異名もあります。シデ(四手)とは、神社などで縄やサカキに白い和紙を切ったものを折ってぶら下げるものですが、これも白くて細長い花弁からのイメージです。

1月〜3月植物観察  分布図(左)  @ヤブツバキ(中)   Aウメ(右) 
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@.ヤブツバキ       ツバキ科
花の少ない冬場に赤い花が咲き心を暖かくしてくれます。12月から咲き始めて3月の中旬になりますと花数も多くなり道端に落花も多くヤブツバキがここにも有るとわかります。照葉樹の代表的な種です。 

A. ウメ         バラ科
まだ寒さ厳しい2月になりますと、桟橋からの通路沿いに植栽されています梅が咲き始めます。3月中旬になりますと満開になり、香りとともに春が間近いことを知らせてくれます。
Bヒサカキ(左)  Cフサアカシヤ(中)  Dタイミンタチバナ(右)
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B.ヒサカキ       ツバキ科
3月の中旬になりますと春の訪れをいち早く感じさせる独特のにおいに島は満ちてきます。花の色が紫色をしているベニヒサカキと言われているタイプもたくさん見られます。ヒサカキは生育範囲がたいへん広く、照葉樹林域ならば、どこにでも、どんな森林にも生育しています。普通に見られるのは低木です。

C.フサアカシア      マメ科
三叉路から下りたところに3月も中ごろになると樹幹全体が黄色におおわれ甘い香りの木が目立ちます。オーストラリア原産の常緑中高木のミモザあるいはミモザアカシアとも呼ばれているフサアカシアです。花が美しいことからも花材としてもよく利用されています。

D.タイミンタチバナ    ヤブコウジ科   
県下の生育地は少なく、兵庫県絶滅危惧種Cランクに指定されています。暖地で見られる常緑の木です。西島ではどこでも見られ、幼木も多く繁茂しています。 花は雌雄異株で12月頃から花茎が伸び、3〜4月に咲きだします。花が咲くころ果実が残っていて花と果実を同時に見られます。
秋の植物観察(10月)分布図(左) @キキョウ(中)  Aヤマジノギク(右)
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      自然観察(植物)

 センターのある西島には本島では出会う機会が少ない木本類や草本類、海浜植物等が生育しています。植物とふれ合う中で自然界での植物の位置、豊かな海への植物の役割などの理解も深めます。
 また、その季節の特徴のある植物を食べられる物、かぶれる物、いやなにおいのする物、香りのいい物、ちくちくする物など五感を使い植物を観察します。
植物観察をご希望の場合、事前に事務所にご連絡ください。

対象(複数可) 幼児 / 小学生 / 環境体験 / 自然学校 / 中学校 / 限定なし

対応可能人数 1 名〜 20名 雨天時 可 

時間帯      10時〜15時

所用時間 約30分〜90分
         中央地区を中心(30分〜40分)
         中央地区〜江之浦(40分〜60分)
         中央地区〜野外活動地区(2時間〜3時間)
Bセンブリ(左) Cアキノキリンソウ(中) D シラヤマギク(右)
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@キキョウ リンドウ科
日本各地に生育し、日当たりのよい乾燥地を好みます。古くから鑑賞や生薬のために栽培され自生地は少ないです。ここでは野外活動地区への道路際にたくさん自生しています。8月末から10月初めまで咲き続けます。

Aヤジノギク  キク科
日当たりの良い乾いた草地、崩壊地、岩山などに生育する越年草の大型の野菊です。
ノコンギクや ヨメナに似ていますが花は一回り大きく、この仲間では一番大きな花を咲かせます。冠毛は舌状花のものが短く、筒状花のものが長いのが同定のポイントです。
西島では三叉路から西に入り山道の頂上付近に晩秋のころ見ることができます。

Bセンブリ  リンドウ科
この端正な花に出会うと誰しも感動を覚えます。葉は細長く対生し、形は線形でたかさ5〜20cmになります。センブリは野外活動地区への道路際やBロッジへの道路際で10月末ごろ見ることが出来ます。
名前の由来は「千回振出してもまだ苦い」ということからつけられたとされています。日本の民間薬の代表的なもので、消化不良、食欲不振、胃痛、腹痛、下痢などに用いられてきました。園芸目的の採集、薬草の採集などにより減少傾向にあります。この瀬戸内海国立公園も採集は禁止されています。

Cアキノキリンソウ  キク科
日本各地の丘陵部の日当たりのよい場所に生えます。黄金色の花が咲く代表的な秋の花です。 西島では道沿いに点々と10月末ごろから見られますがそう多くありません。 若葉は水にさらした後、和え物やおひたしにして食べます。また、陰干しにしたものは薬用にもなる健胃、利尿作用や胱炎な、のどの腫れや痛み、腫れ物、解毒に用います。

Dシラヤマギク    キク科
湿性の低い場所からやや乾燥した場所に自生する多年草です。 草丈1m近くになります。上部で花茎を分け、初秋から秋の中頃まで、白色のキク型の花をつけますが、花弁(舌状花)の数が他の仲間よりもはるかに少なく、花弁と花弁の間に明らかな隙間があります。下部の葉で人の掌ほどの大きな卵心形の葉があるのが特徴です。
若い葉をゆでて水にさらし、和え物、おひたし、汁の実などとして食用にします。「嫁菜(よめな)」に対して「婿菜(むこな)」の別名があります。
秋の植物観察その2   分布図 @ツワブキ(中)  Aヤクシソウ(右)
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@ツワブキ  キク科
 花の少ない時期に、黄色の花が散房状に咲くので目立ちます。西島では江の浦地区の道沿いと野外活動地区の炊飯場の林の中に群生し、花の時期は鑑賞にあたいします。若い茎は食用として利用されますが家島ではその習慣がないということです。葉は均整がとれ花が美しいので鑑賞用として庭園に広く植栽されています。

Aヤクシソウ  キク科
 高さは30-120 cmで茎葉は基部が張り出して茎を包み込みます。葉の形が薬師如来の光背に似ているのでヤクシソウの名前の由来になったともいわれています。茎や葉を折りますと苦味のある白い乳液がでます、ニガナの仲間です。
Bウバメガシ(左)  Cスダジイ(中)  D アキグミ(右)
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Bウバメガシ   ブナ科
 カシの仲間では葉が小さく、切り込みなどの剪定に強いので生垣や庭園に植栽されています。海岸付近に広く分布し西島ではウバメガシの純林が見られます。和歌山などで生産されている備長炭の材料として有名です。

Cスダジイ    ブナ科
 海岸付近にはスダジイ、奥地にツブラジイが分布していますが、西島ではたくさん生育しています。果実の形からはツブラジイに近いのもありますが細長いスダジイの果実が多いです。果実のなる樹木は少なく、まだ数本しか確認していません。5月の新芽が展開するころ独特の香りと黄緑色のカリフラワーみたいな樹形は美しいです。

Dアキグミ    グミ科
 秋に赤い小さな果実をたくさん実らせます。食べられますが西島のアキグミは乾燥地が多いためか小さく酸っぱいのが多いです。食べごろになりますと鳥のえさ場になり瞬く間になくなります。